【大人の和文化】見た目にも涼を運ぶ、日本の職人が生んだ「夏の織物」の美学
皆様、おはようございます。にしかわ真田会です。
新しい1週間が始まりましたね。7月に入り、日差しもだんだんと夏らしさを増してきました。
これほど日本の夏が暑くなるずっと昔から、私たちの先人たちは、衣服の「素材」や「織り方」に工夫を凝らし、いかに涼しく、かつ美しく夏を過ごすかという美学を追求してきました。
いよいよ今週は、にしかわ真田会でも「7月盛夏市場」が開催されます。今回は、この時期の市場でも特に美しい輝きを放つ、職人の技が詰まった「夏の伝統織物」の魅力について少し紐解いてみたいと思います。

光と風をまとう、透け感の芸術「絽(ろ)」と「紗(しゃ)」
夏の高級着物の代名詞といえば、やはり「絽」や「紗」と呼ばれる透物(すきもの)です。
これらは「からみ織り」という特殊な技法で織られており、生地のあちこちに規則的なレース状の隙間(穴)が作られています。
絽(ろ):
定期的に隙間を作ることで、すっきりとした気品あるボーダー状の透け感が生まれます。フォーマルな場にもふさわしい、凛とした美しさがあります。
紗(しゃ):
全体に均等な隙間があり、絽よりもさらに高い透け感と軽やかさが特徴です。風が通り抜けるたびに、見る人にも涼を届けます。
どちらも、中に合わせる長襦袢(ながじゅばん)がほんのりと透けることで、「透けて見えるからこそ、涼しげで贅沢」という、日本ならではの非常に粋な引き算の美学が詰まっています。
一生モノとして愛される、極上の麻「上布(じょうふ)」
もうひとつ、夏の最高峰として呉服業界で特別な存在感を放つのが、麻を織り上げた「上布」です。
代表的な「宮古上布」や「越後上布」は、気が遠くなるような時間をかけて細い麻の糸を手で紡ぎ、丁寧に手織りされた重要無形文化財。
触れた瞬間に「ひんやり」とする驚くほどの肌触りと、独特のシャリ感があり、何十年、何百年と受け継がれていく一生モノのお宝です。証紙の有無に関わらず、その圧倒的な風合いは市場に集まるプロの目を一瞬で惹きつけます。
【売主様・買主様大募集】伝統のバトンが集まる場所
こうした職人たちの精緻な手仕事や、大切にされてきた日本の伝統美は、時代を超え、今では中国をはじめとする海外のお客様やバイヤー様からも「素晴らしいリメイク素材・コレクション」として熱い注目を集めています。
にしかわ真田会は、そんな価値あるお品物が全国から集まり、次の愛好家へと繋がっていくリレーの場所です。
売主様も大募集!
お店の在庫やタンスの奥に、こうした「これって絽かしら?麻かしら?」という古いお品物、または眠ったままの反物や帯はございませんか?需要がピークを迎えている「7月市場」の今こそ、一番価値を正しく評価できるベストタイミングです。ぜひ一度お気軽にご相談ください。
買主様(バイヤー様)も大募集!
ネットの写真だけでは分からない、こうした夏の織物の「本物の質感」を実際にその目で確かめてみませんか?にしかわ真田会は見学だけでも大歓迎ですので、ぜひ今週の市場へお気軽に足をお運びください。
今週も皆様にとって、素晴らしい1週間になりますように。会場で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
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▷【開催案内】いよいよ夏本番!7月「盛夏市場」の日程と見どころをご紹介


