【大人の和文化】「10月12日」—秋晴れに映える「美しい立ち姿と裾さばき」の知恵

皆様、おはようございます。にしかわ真田会です。

新しい1週間が始まりました!本日は「スポーツの日」。秋晴れの爽やかな青空が広がり、澄んだ空気が心地よい行楽シーズンの真っ只中ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

10月も中旬に入り、街中や行楽地でも袷(あわせ)の着物を綺麗にお召しになった方を多く見かけるようになりました。気候も良く、お茶会や作品展、秋のお散歩など、お着物でお出かけするには一年で最も素晴らしい季節です。

今回は、秋のお出かけをより一層快適に、そして優雅に彩る「着物の立ち姿・歩き方の美学」についての和コラムをお届けいたします。

秋風を味方につける「美しい立ち姿と裾さばき」

袷の着物は裏地がついている分、単衣(ひとえ)に比べて適度な重みと美しい落ち感が生まれます。だからこそ、ちょっとした体の使い方や意識ひとつで、佇まいの美しさが劇的に変わります。

◆ 「歩幅は小さく、内股気味に」が基本

洋服のときのように大股で歩くと、着物の裾が肌に巻き付いたり、裾が広がりすぎてだらしなく見えてしまったりすることがあります。
いつもより少し歩幅を小さくし、つま先をやや内側に向けながら、一本の線の上を歩くようなイメージで足を運ぶと、裾が綺麗に揃い、上品で滑らかな歩行姿になります。

◆ 階段や段差での「ひと手間」の粋

階段を上り下りする際は、右手で上前の衿下(腰のあたり)を軽くつまんで少し持ち上げると、裾を踏んだり汚したりするのを防ぐことができます。
動作ひとつに「お品物を大切に扱う」という気持ちが表れる——これこそが、大人の和の立ち振る舞いにおける洗練された美しさと言えます。

◆ 室内での「座り姿」に宿る気品

お茶会やご会食などで椅子や座布団に腰かける際は、浅めに腰掛け、背もたれに寄りかからないのが美しい姿勢を保つコツです。帯を潰さず、背筋がスッと伸びた佇まいは、周囲にも凛とした心地よい緊張感をもたらしてくれます。

心地よい秋風が吹き抜けるこの季節。お気に入りの着物と帯を纏い、少しだけ歩幅を小さくして秋の街を歩いてみてはいかがでしょうか。

日常の中にほんの少し「和の嗜み」を取り入れるだけで、いつもの景色がより一層味わい深く感じられるはずです。

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