【大人の和文化】「秋分」を過ぎて—単衣から袷(あわせ)へ繋ぐ、季節の余韻と装いの美学
皆様、こんにちは。にしかわ真田会です。
9月も終盤に入り、朝夕は心地よい秋風とともに、どこか凛とした冷ややかさを感じる日が増えてまいりました。
先日の「秋分」を過ぎ、昼よりも夜の時間が長くなるこの時期。空の青さはどこまでも澄み渡り、街行く人々の装いにも秋の深まりが感じられますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
呉服やアンティークの世界において、9月下旬から10月への移ろいは、一年の中でも格別な高揚感を伴う「大きな節目」です。今回は、季節のバトンを受け繋ぐこの時期ならではの和の装いと、静かな美意識についてのお話をお届けいたします。

【大人の和文化】「単衣」から「袷(あわせ)」へ——季節の境目を慈しむ
着物の世界では、暦の上で10月1日を迎えると、裏地のついた「袷(あわせ)」の着物へと装いが切り替わります。しかし、大人の嗜みとしての真の面白さは、この暦通りの切り替えそのものよりも「季節の境目をどう遊ぶか」という心配りにあります。
◆ 温度を「着飾る」工夫
近年は9月を過ぎても日中に汗ばむ陽気が残ることが多くなりました。無理をして厚手の着物を着るのではなく、肌に触れる生地は軽やかな「単衣」を保ちつつも、視覚的に「秋」を届けるのが洗練された大人の着こなしです。
帯地(生地)の重みを増す:
透け感のある夏帯から、塩瀬(しおぜ)や綸子(りんず)、少し深みのある織りの帯へと変える。
小物で秋を差す:
帯揚げや帯締めに、深みのある濃紺、葡萄(えび)色、焦げ茶、熟した柿のような暖色を取り入れる。
◆ 「実りの季節」を纏う贅沢
秋が深まると、着物の柄行も華やかな「花咲くモチーフ」から、豊かさを象徴する「実りや秋草」へと深みを増していきます。
ぶどう、からすうり、吹き寄せる紅葉や銀杏、そして格子柄や重厚な紬(つむぎ)——。
自然の情景をそのまま身に纏うのではなく、色や文様として忍ばせる「見立て」の文化には、見る人の心まで温かく満たすような奥深い情緒が宿っています。
【秋物・高級品大募集】売主様・買主様へ
売主様へ(本日・週明けのご配送・お持ち込み大歓迎):
「秋本番に向けて在庫を整理したい」「価値ある最高級の着物や帯を正当に評価してほしい」という方は、需要がピークを迎えるこの10月市場への出品が最大のチャンスです。事前のお問い合わせやお荷物の配送手配も随時承っております!
買主様(バイヤー様)へ:
「秋商戦に向けた最高峰のラインナップを仕入れたい」「逸品が集まる古物市場の熱気を体感したい」という方は、事前連絡での見学も大歓迎ですので、ぜひお気軽に川口の会場へお越しください!
朝夕の寒暖差が大きい季節ですので、どうぞ体調には気をつけて豊かな秋の週末をお過ごしください。来週、会場で皆様とお会いできることをスタッフ一同心より楽しみにしております!


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